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補足資料: 神戸・南京町の公共喫煙所に関して

“分煙タウン化”に向けた取り組みの評価について

街にやさしい、心にやさしい、体にやさしい喫煙所

神戸・南京町にできました。

南京町商店街振興組合では、この町を訪れる人に気持よく過ごしてほしいという思いから、公共の喫煙所を町ぐるみでオープンしました。これは振興組合としては、日本ではじめての試み。今回、この喫煙所の開設に携わった日本睡眠環境研究機構理事長・梶井宏修博士を伺い、人の心や体にやさしい空間づくりについて、いろいろお話しを聞きました。

タバコを楽しむリラックスタイム

南京町の喫煙所は、空間に緑色の光をふんだんに取り入れているのが大きな特長です。太陽の光には黄緑色が最も多く含まれていて、その波長が一番大きなエネルギーを持っています。人は500万年もの間、その光の中で暮らしてきました。ものを見た時は赤や紫の色だと屈折率が異なり色ずれが起こるため、ピントのずれが生じます。しかし、緑のピント合わせは最小ですむので、緑に近い色は目や脳の疲れが少なくなり、緑色を見ることはリラックスにつながります。南京町の喫煙所では、タバコを吸いながらゆったり流れる時間を過ごしていただけると思います。

緑色の光につつまれたくつろぎ空間

南京町の喫煙所に緑色の光を使ったのには、大きな理由があります。ヒトは緑色の植木などを見ると緊張がとけ、抹消の毛細血管が開く実験結果があります。手の先や足先の血管が開くことで、そこに流れる血流量が増えます。しかも、血管そのものが開いているので、心臓が血液を送り出す力は普段よりも小さくてすみ、心臓への負担がへります。これは人間の恒常性(ホメオスタシス)につながります。適度な明るさの緑色の光は脳をノンストレスの状態にします。緑の光に包まれてタバコを楽しむ時間をより快適にすごしてもらうのが、南京町の喫煙所です。ここでは、一般の喫煙所・喫煙スペースとは、まったく違う「リラックス空間」で至福の時間を過ごしていただきたいと願っています。

 
梶井宏修

梶井宏修 プロフィール

博士(工学)、日本睡眠環境研究機構理事長
専門:建築環境工学
人間生活環境:睡眠や覚醒時のヒトの生理、温熱環境、作業能率など快適で安全な空間の空気調和の研究を進めている。


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